学級通信テンプレート7選! WORD・パワーポイントでの作り方

学級通信は、教師と保護者、児童生徒との間で情報を共有する重要なコミュニケーションツールです。

保護者にとっては、学校での出来事や子供たちの成長を把握する手助けとなり、児童生徒にとっては自分たちの活動が認められる場ともなります。

年間を通して発行するものですし、出来るだけデザイン性が高く、読みやすい通信にしたいところです。

この記事では、テンプレート選びの基本から、実際にすぐ使えるテンプレートまで、幅広くカバーしていますので、是非参考にしてみてください。

目次
学級通信のテンプレート選びのポイント3つ!
学級通信向けテンプレートの作り方
学級通信のテンプレート7選!
学級通信も「楽らく所見くん」にお任せ! 専門AIで楽に作成!

学級通信のテンプレート選びのポイント3つ!

学級通信は、テンプレートを使用することで、ゼロからデザインを考える手間が省け、作業時間の大幅な短縮が可能になります。あらかじめ整ったレイアウトやデザインを使うことで、内容の充実に集中できるようになります。

特に、学級通信は定期的に発行するので、毎回のデザイン作業の負担を軽減することが重要です。学級通信のテンプレート選びのポイントは、以下の3点です。

テンプレート選びのポイント!
  1. 白黒印刷を意識する
  2. フレキシブルなレイアウトを選ぶ
  3. 小見出しボックスを活用する

1. 白黒印刷を意識する

学級通信のテンプレートは、白黒で印刷しても問題のないデザインを選びましょう。

学級通信の印刷で使用される輪転機は、コピー機に比べ素早く印刷できるものの、写真やデザインが不鮮明になりやすいです。

グレースケール(白黒のグラデーション)は、デザインの幅を広げるのに役立ちますが、印刷時に掠れたりしないか確認してから使うようにしましょう。

2. フレキシブルなレイアウトを選ぶ

学級通信は年間を通じて発行するので、フレキシブルなレイアウトが好まれます。文字数が多くなる時もあれば、写真を多用することもあります。

オシャレなデザインでも文字数に制約があると書くのがストレスになってしまいますし、写真やブロックの配置が限られるデザインも使いづらいです。

3. 小見出しやボックスを活用する

学級通信では可能な限り、小見出しやブロックを活用し、全文を読まなくても内容が伝わるよう工夫することが大切です。

学級通信の配布は帰りの会になることが多いですが、児童生徒の頭の中は放課後のことでいっぱいです。全文を熟読する生徒はかなり稀です。

通信を読み上げようにも、全文を読み上げるだけの時間がないこともあります。また、多忙な保護者も多くいます。

見出しやブロックを目で追うだけでも、大事な情報が得られるようなデザインを選びましょう。

学級通信向けテンプレートの作り方

学級通信のテンプレートを自作したり、変更を加える場合には、以下のポイントに注意することをオススメします。デザイン性を高め、読みやすく、情報がきちんと伝わるように工夫しましょう。

1. タイトルデザインの作成

  • 学級通信名:大きく目立つフォントで、親しみやすいデザインを心がけましょう。タイトルは通信の顔となる部分なので、視認性が高く、記憶に残りやすいデザインにすることが大切です。
  • 学校名、発行日、号数、発行者氏名:これらの情報はタイトル付近にまとめて配置します。視認性を保ちつつ、タイトルと差別化するために少し小さめのフォントを使用するとよいでしょう。

タイトルのデザインは、別記事で解説しています。

2. 本文フォントの決定

  • フォントの種類、文字の大きさ:本文に使用するフォントは、読みやすさを第一に考えて選びます。一般的には、丸ゴシックや明朝体が好まれます。文字の大きさは12〜14ポイントが標準的です。
  • 行間、文字間:行間は1.5行程度、文字間は通常設定か、やや広めに設定することで読みやすさが向上します。

3. 見出し・小見出しの設定

  • フォントの種類、文字の大きさ:見出しや小見出しは、本文と異なるフォントや大きさでメリハリをつけます。見出しは16〜18ポイント、小見出しは14〜16ポイントが目安です。
  • 下線や装飾の決定:見出しには下線を引いたり、背景色を変えたりして目立たせましょう。装飾は過度にならないようにバランスを取ることが重要です。

4. ボックスデザインの選定

  • ボックスの種類と配置:重要な情報や特に目立たせたい内容はボックスで囲んで強調します。ボックスの大きさや枠線を工夫し、読み手の視線を誘導しましょう。
  • 定番コーナー:今月の予定など、定番化するコーナーは毎回同じデザインで、同じ位置に掲載できるのが理想です。

5. イラストや挿絵の追加

  • イラストの選定と配置:学級通信にイラストや挿絵を加えることで、視覚的に楽しいデザインが作れます。子供たちの興味を引くような親しみやすいイラストを選びましょう。季節感のあるイラストも効果的です。
  • 無料イラスト素材サイトの活用:無料で提供されているイラスト素材サイトを利用することで、多様なイラストを簡単に入手できます。学級通信で使いやすいのはいらすとや」(https://www.irasutoya.com/)です。人気の無料イラスト素材サイトで、可愛らしいイラストが豊富です。

学級通信のテンプレート7選!

すぐに学級通信として使えるテンプレートを5つ紹介します。ダウンロードして使用可能です。

*作成には Pages ・ Keynote を利用しています。 WORD・PowerPoint はレイアウトが若干崩れる可能性があります。適宜調整してお使いください。

1. シンプルで継続しやすく、読みやすいテンプレート

継続的に発行を続けたい先生には汎用性が高く、文字数に縛られないシンプルなデザインがオススメです。

保護者向けの案内には目立つボックスを使用し、すぐに目を引くようにしています。

ダウンロード(WORD)

ダウンロード(Pages)

2. タイトルが縦書きで、目を引くテンプレート

学級通信のタイトルと見出しを縦書きで配置したテンプレートです。

本文は横書きなので、意外と継続的に使いやすいレイアウトです。

テンプレート(WORD)

テンプレート(Pages)

3. 写真がメインの印象的なテンプレート

写真がメインのテンプレートです。上段に写真を大きく配置し、下段は縦書きでリズムをつけています。

輪転機での印刷には注意がいります。写真の不透明度を下げて、全体的に薄くしておくと黒潰れしづらくなります。

テンプレート(WORD)

テンプレート(Pages)

4. 二段組で、情報量が多いテンプレート

本文を2段組したレイアウトです。掲載可能な文章量が増えるので、たくさん書く先生に向いています。

写真やボックスの挿入も簡単で、継続的に使いやすいテンプレートです。

テンプレート(WORD)

テンプレート(Pages)

5. ボックスレイアウトのテンプレート

写真やボックスでの記事作成を前提としたレイアウトです。

デザイン性は高くなりますが、レイアウトに合わせて記事を執筆する必要が出てきます。

テンプレート(WORD)

テンプレート(Pages)

6. パワーポイントでより自由にレイアウト

パワーポイントで作成したテンプレートです。パワーポイントで A4 サイズ を作成する場合、横幅は592、高さは 842 に設定します。

レイアウトの自由度は高いですが、パワーポイントでは文字を流せないため、WORDの方が書きやすいです。

テンプレート(PowerPoint)

テンプレート(Keynote)

7. タイトルを Canva でデザインしたテンプレート

タイトルを Canva で作成した例です。Canvaは、オンラインで使える無料のグラフィックデザインツールです。

タイトル デザイン を編集する(Canvaに登録が必要です)

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楽らく所見くんについては、別の記事でレビューしています。