【令和版】高校英語コミュニケーションの指導案12選と授業の進め方(展開例)

英検1級、英国修士(TESOL/英語教授法)のASAKOROKOです。

この記事では、高校の英語コミュニケーションの指導案と授業の進め方について解説していきます。

新学習指導要領が施行されて間もないので、旧科目コミュニケーション英語の指導案も含めています。

授業づくりは、Udemyの講座でもデモレッスン付きで詳しく解説しています。生成AI(Chat GPT)を上手に活用して、授業準備や考査作成にかける時間を短縮する方法もお伝えします。

英語コミュニケーション 授業の進め方

管見の及ぶ限り、英語コミュニケーションの授業の進め方として、最もオーソドックスなのは次の流れです。

各パート指導の流れ
  1. 新出語彙の指導
  2. 本文の内容理解
  3. 音読活動
  4. リテリング/リプロダクション
  5. 文法指導*
  6. 振り返りシート

*文法は新出語彙と一緒に最初に導入するケースも見られます。

各活動の内容

新出語彙は、フラッシュカード風のスライドを作成して、発音練習と意味の定着を図っているケースが見られます。短時間で確認できるのでオススメです。

本文の内容理解活動で最も多いのは Q&A です。True or False 問題などにして、リスニングで取り組ませている事例もあります。

音読活動は、ペアでの速読やサイト・トランスレートの形式、シャドーイングが主流です。

リテリングやリプロダクションは、サマリーライティングなどで置き換えられたり、どちらも取り入れているケースも多いです。リテリングは別記事で詳しく解説しています。

文法指導は英語での指導を基本としながら、部分的に日本語を取り入れていたり、反転学習のような形で予習させているケースも多いのではないかと推測します。文法指導は別記事で解説しています。

時数配分

2~3時間程度で終えて、次のパートへと進むケースが多く見られます。

1つのレッスンにパートが3つほどあると想定すると、約9時間で1レッスンを終える計算です。

メリットとデメリット

音読やリテリングを中心とした授業は、スピーキングと定着活動を同時に行えるのがメリットです。しかも、レッスンの内容に関わらず実施でき、教師側としても計画しやすいです。

その一方で、次のようなデメリットもあります。

  • リテリングやリプロダクションは要求される言語レベルが高く、生徒のレベルによっては非常に難しいといったデメリットもあります。
  • 足場づくりを重視し、音読が多くなると機械的な活動が多くなり、生徒によっては疲れてしまう。興味を失ってしまう。
  • 音読が多くなると、思考力・判断力・表現力や場面に即して英語を使う力といった学習指導要領が目標とする力を育成する時間が少なくなる。

個人的には、ペアでのスモールトークやディスカッションの方が生徒も興味を持って取り組んでくれるのでオススメです。

英語コミュニケーションの指導案(令和)

英語コミュニケーションⅠ

1. 千葉県立君津高等学校(ENRICH LEARNING ENGLISH COMMUNICATION I 東京書籍)

https://cms2.chiba-c.ed.jp/kimitsu-h/英語教育拠点校/?action=common_download_main&upload_id=3212

2. 東京都教育委員会(Power On English CommunicationI)

https://www.kyoiku-kensyu.metro.tokyo.lg.jp/08ojt/helpdesk/plans/kou/files/gai_r4_kou02.pdf

令和4年 コミュニケーション英語Ⅱ

3. Perspective English Communication II (第一学習社)

https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/501100/d00209715_d/fil/lessonplan5.pdf

令和3年 コミュニケーション英語Ⅰ

4. 福岡県立高校(Vivid English Communication I 第一学習社)

http://upload.fku.ed.jp/dazaifu/common/SozaiFileDsp.aspx?c_id=147&id=0&flid=5375

5.鹿児島県立加治木高等学校(LANDMARK English ExpressionI New Edition)

http://www.edu.pref.kagoshima.jp/sh/kajiki/docs/2022022800107/file_contents/06_eigo.pdf

6. 宮城県教育研修センター(Power On Ⅰ)

https://mkkc.miyazaki-c.ed.jp/wp-content/uploads/2022/04/07_英語_学習指導案①.pdf

令和3年 コミュニケーション英語Ⅱ

7. 沖縄県立球陽高校(PROMINENCE English CommunicationII 東京書籍)

http://www.kyuyo-h.open.ed.jp/324c4953cd767a0a6d11245846db58b9b093a868.pdf

8. VISTA English Communication II New Edition(三省堂)

https://www.metro.ed.jp/engei-h/assets/filelink/filelink-pdffile-10560.pdf

令和2年 コミュニケーション英語Ⅰ

9. 鹿児島市立鹿児島玉龍中・高一貫教育校(FLEX 増進堂)

https://www.keinet.com/gyokuk/wp-content/uploads/sites/441/2021/04/3d889ac40a1b72e04560fb80452abd4d-1.pdf

10. Compass English Communication I Revised TAISHUKAN

https://gakuen.gifu-net.ed.jp/subject/15_eigo/20_seika/2020-2025_jkp/5_seika/work_sheet/6-1.pdf

11.福岡県立高校(Vivid English Communication I 第一学習社)

http://www.educ.pref.fukuoka.jp/static/指導案データベース/R2指導案/up_KUJC2K0Dコミュニケーション英語Ⅰ%E3%80%80学習指導案.pdf

令和2年 コミュニケーション英語Ⅱ

12. Revised ELEMENT English Communication II(啓林館)

https://fukuyama.hiroshima-u.ac.jp/jishu/jirei2020/eigo-h.pdf

授業づくりは、Udemyの講座でもデモレッスン付きで詳しく解説しています。生成AI(Chat GPT)を上手に活用して、授業準備や考査作成にかける時間を短縮する方法もお伝えします。