【特別支援】総合所見の例文150選! 個別の指導計画に沿った書き方

総合所見は、学校生活への適応、身辺自立、コミュニケーション、友達との関わり、感情の調整、役割への取り組みなど、児童生徒が学期を通して見せた成長を総合的に記録する欄です。しかし、何を書いたらいいか言葉が出てこないこともありますよね。

教科の所見も書きますし、ネタに困ると言えば言い過ぎかもしれませんが、書くことがもうないと感じてることもあります。

この記事では、総合所見例文150選を紹介します。児童生徒の実態や学校の記入方針に合わせて、語句や場面を調整して所見作成の参考としてご活用ください。

教科ごとの所見については、段階・観点別に別記事に掲載しています。

目次

特別支援教育における総合所見とは

特別支援教育における総合所見は、教科ごとの知識や技能だけでは捉えきれない、児童生徒の成長を記録するためのものです。

たとえば、次のような姿が総合所見の対象になります。

  • 新しい教室や活動に少しずつ慣れた
  • 困ったときに自分から援助を求められた
  • 気持ちを落ち着かせる方法を身に付けた
  • 友達と一緒に活動する時間が増えた
  • 係や当番の仕事を最後までやり遂げた
  • 自分の得意なことを生かして活動できた
  • 将来の生活や仕事について考え始めた

大切なのは、他の児童生徒と比較するのではなく、その児童生徒自身の以前の姿と比べて、どのような変化や成長があったかを捉えることです。

そのため、「明るく元気に過ごしました」「よく頑張りました」といった抽象的な表現だけで終わらせず、実際に見られた行動や、その行動につながった支援を具体的に記述します。

特別支援教育の総合所見を書く3つのポイント

個別の指導計画の目標を軸にする

総合所見を書く際は、まず個別の指導計画に設定した目標を確認します。

たとえば、「自分から援助を求める」「予定を確認して行動する」「友達と一緒に活動する」といった目標に対し、学期中にどのような姿が見られたかを整理します。

すべての目標を総合所見に入れる必要はありません。本人にとって特に大きかった変化や、学校生活全体に広がった成長を選ぶと、内容がまとまりやすくなります。

具体的な場面や行動を書く

「意欲が高まりました」「コミュニケーション能力が伸びました」と書くだけでは、どのような成長だったのかが伝わりにくくなります。

次のように、場面と行動を組み合わせることが大切です。

休み時間の終了時には、タイマーを確認して自分から教室へ戻り、次の授業の準備を始められるようになりました。

「いつ」「どこで」「何をしたか」が入ることで、本人の成長が保護者にも具体的に伝わります。

支援、変化、今後の方向をつなげる

特別支援教育では、本人が一人でできたことだけでなく、どのような支援があれば力を発揮できたかも重要な情報です。

次の順序で書くと、成長の過程が伝わりやすくなります。

  1. 学期当初の様子や課題
  2. 活用した手立てや本人の工夫
  3. できるようになったこと
  4. 今後伸ばしていきたいこと

予定の変更に不安を感じることがありましたが、変更後の流れを予定表で確認することで、落ち着いて次の活動へ移れるようになりました。今後も、自分に合った方法で見通しを持ちながら活動できるよう支援していきます。

特別支援教育の総合所見例文150選

ここからは、特別支援教育の通知表に活用できる総合所見の例文を、学校生活の場面別に紹介します。

例文はそのまま使用するのではなく、実際に見られた場面、本人が活用した方法、教師が行った支援などに合わせて調整してください。

学校生活・環境への適応の総合所見例文15選

  1. 新しい教室や担任に緊張する様子が見られましたが、朝の予定を一緒に確認することで安心して過ごせる時間が増え、現在は笑顔で一日の活動を始めています。
  2. 登校後の流れを写真カードで確認し、連絡帳を出す、荷物を片付ける、着席するという一連の支度を自分で進められるようになりました。
  3. 活動の切り替えに時間が必要でしたが、タイマーが鳴ると使用していた道具を片付け、次の場所へ移動できる場面が増えました。
  4. 予定が変更された際には不安を示すことがありましたが、変更後の予定を確認すると、気持ちを整えて活動に参加できるようになりました。
  5. 初めて経験する活動にも、事前に写真や動画で内容を確認することで見通しを持ち、最後まで参加することができました。
  6. 長い時間集団の中で過ごすことが難しい時期もありましたが、短い時間から参加を重ね、学級で活動できる時間が着実に増えています。
  7. 校内を移動する際には、目的地を示したカードを確認しながら、決められた経路を落ち着いて歩けるようになりました。
  8. 休み時間の後は教師の声掛けを待つことが多くありましたが、チャイムを聞いて自分から教室へ戻る姿が見られるようになりました。
  9. 欠席後の登校時には不安そうな様子がありましたが、一日の予定を確認することで安心し、普段の活動へ無理なく戻ることができました。
  10. 給食の時間には自分の席で落ち着いて過ごし、周囲の友達と同じ流れで準備や片付けを進められるようになりました。
  11. 全校集会では、座る場所や終了時刻を事前に確認することで、最後まで落ち着いて参加することができました。
  12. 学級のきまりを少しずつ理解し、廊下を歩く、順番を待つ、使用した物を戻すなどの行動が定着してきました。
  13. 別室で過ごす時間が中心でしたが、本人が参加しやすい活動から学級に入り、友達と一緒に過ごす機会を広げることができました。
  14. 予定表を自分から確認する習慣が付き、「次は何をするのか」を理解して行動に移れる場面が増えました。
  15. 帰りの支度では、チェック表を見ながら持ち物を確認し、忘れ物を減らして落ち着いて下校準備を終えられるようになりました。

基本的生活習慣・身辺自立の総合所見例文15選

  1. 朝の支度では、必要な物を一つずつ確認しながら、自分の力で机やロッカーに整理できるようになりました。
  2. 使用した学習用具を決められた場所に戻す習慣が付き、次に使う人のことを考えて丁寧に片付けています。
  3. 着替えでは、衣服の前後を確認しながら一人で取り組み、難しい部分だけを教師に伝えて援助を求められるようになりました。
  4. 手洗いの手順を掲示で確認し、外から戻ったときや給食前に、自分から手を洗う姿が見られるようになりました。
  5. トイレに行きたいことを言葉やカードで早めに伝え、余裕を持って行動できる場面が増えました。
  6. 給食では食器を安定して持ち、自分のペースで食べ進めながら、食後の片付けまで取り組めるようになりました。
  7. 苦手な食べ物にも、量を自分で決めて一口試すなど、無理のない方法で新しい味に挑戦する姿が見られました。
  8. 清掃では、雑巾の絞り方やほうきの使い方を覚え、担当場所を最後まで丁寧に掃除することができました。
  9. 鏡で服装を確認したり、髪や衣服を整えたりするなど、身だしなみに自分から気を配るようになりました。
  10. 眼鏡やイヤーマフなど、自分に必要な用具を適切な場面で使用し、使用後は決められた場所に保管できました。
  11. 時計やタイマーを確認し、決められた時刻までに準備を終えようとする意識が高まっています。
  12. 疲れを感じた際には、無理を続けるのではなく、「休みたい」と伝えて休憩を取れるようになりました。
  13. 下校前には、連絡帳と予定表を見比べながら必要な物をかばんに入れ、自分で確認する習慣が付いてきました。
  14. 係の活動や学習の前に必要な道具を準備し、終わった後には数を確かめて片付けることができました。
  15. 毎日の生活の流れが身に付き、教師からの声掛けがなくても、次に必要な行動を考えて動ける場面が増えました。

意思表出・コミュニケーションの総合所見例文15選

  1. 困ったときに黙り込むことがありましたが、「手伝ってください」と言葉やカードで援助を求められるようになりました。
  2. 複数の選択肢を示すと、指さしや視線、言葉を使って、自分の希望を相手に伝えることができました。
  3. 気持ちを表すカードを活用し、「悲しい」「心配」「うれしい」など、自分の感情を具体的に伝えられるようになりました。
  4. 説明が分からなかったときに、「もう一度お願いします」と自分から聞き直す姿が見られるようになりました。
  5. 登下校時には、校内で会った教師や友達に自分から挨拶をし、やり取りを楽しむ姿が増えました。
  6. 朝の会では、好きな物や休日の出来事について、写真を示しながら自分の言葉で伝えることができました。
  7. 活動後の振り返りでは、「楽しかったこと」「難しかったこと」を順序立てて話せるようになりました。
  8. 嫌だと感じた場面で、物を投げたりその場を離れたりする代わりに、「やめてください」と伝えられるようになりました。
  9. 友達の物を使いたいときには、「貸してください」と尋ね、返すときにはお礼を伝えるやり取りが定着してきました。
  10. 音声端末やコミュニケーションカードを使い、自分の考えや要求を複数の相手に伝えられるようになりました。
  11. 教師からの質問に対し、うなずきだけでなく、短い言葉を添えて答えようとする姿が増えています。
  12. 話したいことがあるときにも相手の話が終わるまで待ち、自分の順番になってから話せる場面が増えました。
  13. 相手や場所に合わせて声の大きさを調整し、聞き取りやすい声で話そうと意識するようになりました。
  14. 自分の好きなことをきっかけに友達へ話し掛け、質問に答えたり相手の話を聞いたりするやり取りが続くようになりました。
  15. 手助けを受けた際には、相手の方を見て「ありがとう」と伝えるなど、感謝の気持ちを表す姿が多く見られました。

友達との関わり・協働の総合所見例文15選

  1. 遊びに使う道具を友達と順番に使い、相手が使い終わるまで待つことができるようになりました。
  2. 休み時間には、自分から友達に「一緒にやろう」と声を掛け、遊びの輪に加わる姿が見られました。
  3. 話合いでは、友達の意見を最後まで聞き、自分とは異なる考えも受け止められるようになりました。
  4. 友達が困っていることに気付き、「大丈夫」「先生を呼ぼうか」と声を掛ける優しい姿が見られました。
  5. 友達が成功した際には、拍手をしたり「すごいね」と伝えたりして、一緒に喜ぶことができました。
  6. 遊びのルールについて意見が異なったときには、教師と確認しながら、互いが納得できる方法を考えられました。
  7. グループ活動では自分の役割を理解し、友達の作業の進み具合を見ながら協力して取り組みました。
  8. 自分の言動で友達を困らせたことに気付いた際には、理由を振り返り、自分から謝ることができました。
  9. 友達との行き違いがあったときに、すぐに手を出すのではなく、教師に状況を説明して助けを求められるようになりました。
  10. 一人で過ごしている友達に気付き、活動に誘ったり道具を渡したりするなど、自然な気遣いが見られました。
  11. 移動や共同作業では、相手の歩く速さや作業のペースに合わせようとする姿が増えました。
  12. 自分が得意な作業の方法を友達に分かりやすく伝え、できたときには一緒に喜ぶことができました。
  13. 友達から改善点を伝えられたときにも、すぐに否定せず、「やってみる」と受け入れられるようになりました。
  14. 片付けでは、自分の物だけでなく、グループで使用した物も友達と協力して元の場所へ戻しました。
  15. 下級生との活動では、困っている様子を見ながら優しく声を掛け、手本を示して支援することができました。

情緒の安定・自己調整の総合所見例文15選

  1. 気持ちが不安定になる前に、声が大きくなる、体が落ち着かなくなるなど、自分の変化に気付けるようになりました。
  2. 不安や緊張が高まった際には、自分から落ち着ける場所へ移動し、気持ちを整えてから活動に戻れるようになりました。
  3. 発表前に緊張したときには、深呼吸をしたり手順カードを確認したりして、落ち着いて発表を始めることができました。
  4. 勝敗のある活動で負けたときにも、結果を受け止め、相手に拍手を送れる場面が増えました。
  5. 思い通りにできなかった際にも、「もう一度やってみる」と気持ちを切り替え、活動を続ける姿が見られました。
  6. 急な予定変更に戸惑うことがありましたが、変更の理由と新しい予定を確認することで、落ち着いて行動できました。
  7. 集中しにくくなったときに、「少し休みます」と伝え、自分に必要な休憩を選べるようになりました。
  8. 休憩後にはタイマーを確認し、約束した時刻に自分から活動場所へ戻れるようになりました。
  9. 教師から修正を求められたときにも、指摘を責められたことと捉えず、直す部分を確認して取り組めるようになりました。
  10. 順番を待つ場面では、残り時間を確認したり別の活動を選んだりして、落ち着いて待てるようになりました。
  11. 以前は難しい課題を避けることがありましたが、自分で達成できる目標を決め、少しずつ挑戦する姿が増えました。
  12. 自分の得意なことを言葉で説明し、活動の中でその力を生かそうとする自信が育っています。
  13. 音や人の多さが気になる場面では、イヤーマフや静かな場所など、自分に合う方法を選べるようになりました。
  14. 怒りを感じた際に、大声や行動だけで表すのではなく、「嫌だった理由」を言葉で説明できる場面が増えました。
  15. 一日の終わりに自分の気持ちや行動を振り返り、「次はこうしたい」と次の目標を考えられるようになりました。

学習への向き合い方・主体性の総合所見例文15選

  1. 授業前には必要な教材を机に出し、チャイムが鳴る前に着席して学習を待てるようになりました。
  2. 難しい課題にもすぐに諦めず、ヒントを確認しながら最後まで取り組もうとする粘り強さが見られました。
  3. 複数の課題があるときには、自分で取り組む順番を選び、見通しを持って進めることができました。
  4. チェック表を活用し、終わった課題に印を付けながら、自分で進み具合を確かめられるようになりました。
  5. 分からないことをそのままにせず、教師や友達に質問して解決しようとする姿が増えました。
  6. 間違いを見つけた際には、答えだけを書き直すのではなく、どこで間違えたのかを振り返ることができました。
  7. タブレットや写真、音声など、自分が理解しやすい方法を選んで学習に取り組むことができました。
  8. 短い時間から学習を積み重ね、以前よりも長い時間、課題に集中して取り組めるようになりました。
  9. 途中で難しさを感じても、教師と終わりの見通しを確認することで、課題を最後までやり遂げました。
  10. 「今日はここまで進める」と自分で小さな目標を決め、達成を確かめながら学習する姿が見られました。
  11. 興味を持った内容について自分から本や資料を探し、学んだことをさらに広げようとしていました。
  12. 完成した作品や調べた内容を、自分なりの言葉や方法で友達に紹介することができました。
  13. ペアやグループでの学習では、相手の考えを参考にしながら、自分の考えを深めることができました。
  14. 提出日を予定表に記入し、必要な作業を少しずつ進めることで、期限を意識して提出できました。
  15. 学期当初と現在の作品や記録を見比べ、自分の努力や成長した点を具体的に振り返ることができました。

係活動・役割・責任感の総合所見例文15選

  1. 日直の仕事では、予定を確認して必要な準備を行い、朝の会と帰りの会を責任を持って進めました。
  2. 清掃当番では、自分の担当場所が終わった後も、汚れている場所を見つけて進んで掃除する姿が見られました。
  3. 給食当番では、食器を安全に運び、友達の分まで確かめながら丁寧に配膳することができました。
  4. 学級の係活動では、忘れないよう予定表に記入し、決められた日に自分から仕事へ取り掛かりました。
  5. 委員会活動では、上級生や友達の意見を聞きながら、自分に任された役割を最後まで果たしました。
  6. 校内放送では、聞く人を意識して速さや声の大きさを調整し、落ち着いて原稿を読むことができました。
  7. 植物の世話では、土の状態を確かめながら水やりを続け、変化に気付いて教師へ報告していました。
  8. 行事の準備では、掲示物や道具を丁寧に作り、完成まで継続して取り組むことができました。
  9. グループのリーダーとして、友達に役割を伝え、困っている人がいないか確認しながら活動を進めました。
  10. 人前に立つ役割だけでなく、道具の準備や片付けなど、目立たない仕事にも責任を持って取り組みました。
  11. 共有する用具の数や状態を確認し、不足や破損に気付いたときには、すぐに教師へ伝えることができました。
  12. 教室のごみや乱れている物に気付くと、指示を待たずに整えようとする姿が増えました。
  13. 仕事が終わった際には、「終わりました」と報告し、確認を受けてから次の活動へ移る習慣が付きました。
  14. 任された作業が終わると、「次にすることはありますか」と尋ね、自分から役割を見つけようとしていました。
  15. 地域の清掃活動では、周囲の人と協力して作業し、感謝の言葉を受ける喜びを感じることができました。

行事・集団活動・新しい挑戦の総合所見例文15選

  1. 運動会では、練習の流れを覚え、自分の立ち位置や出番を確認しながら最後まで参加することができました。
  2. 文化祭では、得意な制作活動を生かして展示物を完成させ、来場者に自分の作品を紹介しました。
  3. 校外学習では、行程表を確認しながら集団と一緒に行動し、公共の場での約束を守ることができました。
  4. 宿泊学習では、普段と異なる環境の中でも、必要な物を確認し、友達と協力して生活することができました。
  5. 全校集会では、発表者の話に注目し、拍手や返事で参加するなど、集団の一員として過ごすことができました。
  6. 舞台発表では、緊張しながらも練習してきた動きや言葉を最後まで表現し、大きな達成感を味わいました。
  7. 初めて訪れる場所でも、写真や地図で確認した内容を思い出し、落ち着いて活動に参加できました。
  8. 行事の練習では、繰り返しの中で自分の役割を理解し、少ない声掛けで行動できるようになりました。
  9. 苦手意識のあった運動にも、自分で決めた回数や距離を目標にして、最後まで挑戦することができました。
  10. 他学級との交流では、自分から挨拶をしたり相手の名前を尋ねたりして、新しい関わりを広げました。
  11. 避難訓練では、放送や教師の指示を聞き、安全な姿勢を取りながら落ち着いて避難することができました。
  12. 地域施設での体験活動では、施設の方の説明を聞き、約束を守って活動に参加しました。
  13. 参加前には不安を感じていた活動にも、見学や短時間の参加から始め、最終的には自分から取り組めました。
  14. 長時間の行事では、必要に応じて休憩を取りながら、自分の体調を整えて最後まで参加することができました。
  15. 行事後の振り返りでは、できたことと次に挑戦したいことを整理し、次の目標につなげることができました。

健康・安全・自己管理の総合所見例文15選

  1. 気温や活動内容に合わせて上着を着脱し、自分で過ごしやすい服装を選べるようになりました。
  2. 運動後や暑い日には、教師の声掛けを待たずに水分を取ろうとする習慣が付いてきました。
  3. 体の痛みや疲れを感じたときに、場所や程度を言葉やカードで早めに伝えられるようになりました。
  4. 活動を続けることが難しいときには、休憩の必要性を伝え、回復後に無理なく活動へ戻ることができました。
  5. 生活記録を振り返り、睡眠や食事と日中の体調との関係に気付き、自分の生活を整えようとする姿が見られました。
  6. 道路を歩く際には、信号や左右の安全を確認し、決められた場所を落ち着いて通行できました。
  7. バスや電車の利用時には、順番を守って乗車し、周囲に配慮した声の大きさで過ごすことができました。
  8. はさみや調理器具などを使う際には、使用方法を確認し、安全な向きや持ち方を意識して扱いました。
  9. 食事の前には自分の食べられる物を確認し、分からない場合には教師へ尋ねることができました。
  10. 外から戻ったときや食事の前には、自分から手洗いを行い、清潔を保とうとする習慣が身に付きました。
  11. 校内では走ってよい場所と歩く場所を理解し、周囲を確認しながら安全に移動できるようになりました。
  12. 友達との距離が近くなり過ぎた際には、印や教師の助言を参考に、適切な間隔を取れるようになりました。
  13. 大きな音や混雑が予想される場面では、必要な用具や休憩場所を事前に確認し、安心して参加できました。
  14. 外出時には自分の持ち物を確認し、財布や交通カードなどの大切な物を決めた場所で管理できました。
  15. 緊急時に助けを求める相手や場所を確認し、困ったときの伝え方を練習することができました。

中学部・高等部の進路・実習・社会生活の総合所見例文15選

  1. 交通機関の利用学習では、時刻表と経路を確認し、必要な乗り場を自分で探して目的地まで移動できました。
  2. 職場実習では、出勤時と退勤時に自分から挨拶をし、職場の方と適切にやり取りすることができました。
  3. 作業の説明を最後まで聞き、分からない部分を確認してから、手順に沿って取り組むことができました。
  4. 担当した作業を終えると、「次の仕事を教えてください」と自分から尋ね、意欲的に実習へ参加しました。
  5. 製品の仕上がりを見本と比べ、ずれや汚れに気付いた際には、自分で修正しようとする姿が見られました。
  6. 集中力や体力を考えながら作業と休憩を切り替え、決められた時間まで安定して働くことができました。
  7. 実習日誌には、できたこと、難しかったこと、翌日に気を付けたいことを具体的に記入できました。
  8. 実習前には鏡で服装や髪型を確認し、働く場にふさわしい身だしなみを整える習慣が付きました。
  9. 集合時刻や作業開始時刻を意識し、余裕を持って準備を終えられるようになりました。
  10. 買物学習では、予算内で必要な商品を選び、金額を確認して支払いと受け取りを行うことができました。
  11. 自分で立てた計画に沿ってお金を使い、残額を確認しながら、必要な物と欲しい物を区別して考えました。
  12. 模擬面接では、入退室の手順を守り、自分の得意なことや希望する仕事について落ち着いて答えました。
  13. 卒業後の生活について、働きたい場所や必要な支援を考え、自分の希望を言葉で説明できるようになりました。
  14. 地域での活動を通して、自分が行った仕事が人の役に立つ喜びを感じ、社会の一員としての意識が高まりました。
  15. 自分が働きやすくなるために必要な休憩、説明方法、環境などを整理し、相手に伝えることができました。

総合所見を作りやすくする基本テンプレート

総合所見がまとまらないときは、次の形に当てはめると書きやすくなります。

【場面】では、【手立てや本人の工夫】を活用し、【具体的な行動】が見られました。学期当初と比べて【変化・成長】が見られ、今後は【次の目標】につなげていきます。

たとえば、次のように組み立てます。

休み時間の終了時には、タイマーを確認し、自分から遊びを終えて教室へ戻れるようになりました。学期当初と比べて活動の切り替えが円滑になっており、今後は予定の変更がある場面でも、自分に合った方法で見通しを持てるよう支援していきます。

短くまとめる場合は、次の形でも十分です。

【具体的な活動】で、【本人が行ったこと】ができるようになり、【育った力】が感じられました。

総合所見を書く際の注意点

総合所見を書く際には、次の点に注意します。

  • 他の児童生徒との比較ではなく、本人の以前の姿と比較する
  • 診断名や障害特性だけで行動を説明しない
  • 「問題児」「落ち着きがない」などの決め付けを避ける
  • できなかったことだけで終わらせない
  • 本人が活用した方法や有効だった支援も記録する
  • 実際に確認できた事実をもとに記述する
  • 教科の評価を並べるだけの文章にしない
  • 本人や保護者が読んだときに、成長や次の目標が伝わる表現にする

たとえば、「集中力がありませんでした」と書くのではなく、次のように言い換えます。

活動の終わりをタイマーで確認することで、取り組む時間を意識し、課題を最後まで続けられる場面が増えました。

課題を直接的に指摘するのではなく、必要な支援と、その支援によって見られた変化を示すことで、本人の成長が伝わる所見になります。

まとめ

特別支援教育における総合所見では、教科の成績だけでは表せない、児童生徒の生活面、対人面、情緒面、主体性などの成長を記録します。

書く際には、個別の指導計画の目標を確認し、具体的な場面、活用した手立て、本人の行動、学期を通した変化をつなげることが大切です。

今回紹介した150例を、児童生徒の実際の姿に合わせて調整し、一人ひとりの努力や成長が本人と保護者に伝わる総合所見を作成してください。