特別支援教育の通知表では、学習した内容だけでなく、児童生徒がどのような支援を受け、何に気付き、どのように考え、どのような態度で取り組んだのかを具体的に記すことが大切です。
この記事では、知的障害特別支援学校等の段階別の目標を踏まえ、「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3観点から、各教科・各段階に使えるオリジナルの所見例文を5例ずつ、合計385例掲載します。児童生徒の実態や学習場面に合わせて、言葉を置き換えながら活用してください。
総合所見は別記事で紹介しています。あわせてご活用ください。
目次
特別支援教育の通知表所見を書くときのポイント
所見は、抽象的な評価だけで終わらせず、実際に見られた行動や変化が伝わるようにすると、児童生徒の成長が保護者にも分かりやすくなります。次の三つを意識すると文章を組み立てやすくなります。
- 何を理解し、どのような技能を身に付けたのかを具体的に書く
- どのように考え、選び、伝え、工夫したのかを書く
- 自分から取り組んだ姿、繰り返し挑戦した姿、友達と関わった姿を書く
以下の例文は、そのまま当てはめるのではなく、教材名、活動名、支援方法、回数、距離、発言などを実際の様子に合わせて調整してください。
国語の所見例文
第1段階
知識・技能
- 教師が示した身近な物の絵を見て、同じ物を指さしたり、音声をまねたりすることができました。
- 名前を呼ばれると顔を上げ、返事の代わりに手を挙げて応じる場面が増えました。
- 読み聞かせの中で繰り返される言葉に気付き、教師と一緒に声を出して楽しみました。
- 写真カードと実物を見比べ、身近な物の名称を表す音声に注目することができました。
- 太い線をなぞる活動では、始点と終点を意識して筆記具を動かすことができました。
思考・判断・表現
- 二つの絵カードから伝えたい方を選び、視線や指さしで気持ちを表すことができました。
- 物語の登場人物の表情を見て、うれしい場面では笑顔を見せるなど、内容に応じて反応しました。
- 欲しい物があるときに、実物や写真を示して教師に伝えようとする姿が見られました。
- 活動の写真を順に見ながら、印象に残った場面を選んで身振りで表現しました。
- 教師の問いかけに対し、「はい」「いや」に相当する動きや表情を使い分けることができました。
主体的に学習に取り組む態度
- 好きな絵本が提示されると自ら手を伸ばし、最後までページに注目していました。
- 教師の発音をよく聞き、同じ音を何度もまねようと意欲的に取り組みました。
- 書く活動の準備が始まると、自分からクレヨンを選び、進んで線描きを始めました。
- 友達の発表に顔を向け、拍手をするなど、一緒に活動を楽しもうとしていました。
- 読み聞かせの続きを期待し、ページがめくられるたびに絵を確かめる姿が見られました。
第2段階
知識・技能
- 身近な出来事を表す二語文や三語文を聞き、内容に合う絵を選ぶことができました。
- 平仮名カードを組み合わせて、自分や友達の名前をつくることができました。
- 促音や長音を含む身近な言葉を、教師の発音を聞いて正しく言い直すことができました。
- 短い文を読み、人物や場所を表す言葉に線を引くことができました。
- 句点のところで区切りながら、短い文章を声に出して読むことができました。
思考・判断・表現
- 経験した出来事について、「いつ」「どこで」「何をした」を順に話すことができました。
- 物語の絵を並べ替え、出来事の順序に沿って簡単に説明しました。
- 相手に伝わりやすいよう、足りない言葉を教師と確認して言い直すことができました。
- 友達の意見を聞き、自分と同じところや違うところを短い言葉で伝えました。
- 写真を手がかりに、行事で頑張ったことを一文でまとめて発表できました。
主体的に学習に取り組む態度
- 分からない文字があると文字表で確かめ、最後まで文章を書こうとしていました。
- 音読する部分を自分から確認し、繰り返し練習して発表に臨みました。
- 友達の話を聞いた後、自分から質問しようとする姿が見られました。
- 日記を書く活動では、伝えたい出来事を自分で選び、進んで書き始めました。
- 新しく覚えた言葉を学校生活の中でも使おうとする場面が増えました。
第3段階
知識・技能
- 主語と述語の関係を意識し、意味の通る文に整えて書くことができました。
- 辞書の見出し語の並び方を理解し、分からない言葉の意味を自分で調べられました。
- 接続語の働きを知り、文と文のつながりに合う言葉を選ぶことができました。
- 文章の段落を意識し、内容のまとまりごとに分けて読むことができました。
- 敬体と常体の違いを理解し、目的に応じて文末表現をそろえることができました。
思考・判断・表現
- 説明文の要点を段落ごとに整理し、中心となる内容を自分の言葉でまとめました。
- 登場人物の行動や会話を根拠に、気持ちの変化を説明することができました。
- 相手や目的に合わせて、必要な情報を選びながら発表資料を構成しました。
- 複数の意見を比べ、自分の考えとその理由を筋道立てて伝えることができました。
- 調べた内容を引用と自分の考えに分け、分かりやすい文章にまとめました。
主体的に学習に取り組む態度
- 書いた文章を読み返し、表現の重なりや誤字に気付いて自ら修正しました。
- 発表後の助言を受け、より伝わりやすくなるよう資料や話し方を改善しました。
- 興味をもったテーマについて複数の資料を探し、進んで読み比べていました。
- 話合いでは司会や記録の役割を引き受け、友達の意見を生かそうとしていました。
- 難しい文章でも段落ごとに内容を確かめ、粘り強く読み進めました。
算数・数学の所見例文
第1段階
知識・技能
- 同じ形の容器に一つずつ物を入れ、対応させることができました。
- 赤と青の二色を見分け、同じ色の物を集めることができました。
- 大小の異なる二つの具体物から、大きい方を選ぶことができました。
- 丸・三角・四角の型はめに取り組み、形に合う場所へ入れられました。
- 教師と一緒に一から三まで声に出し、指で数を示すことができました。
思考・判断・表現
- 二つの皿の中から、物が多く入っている方を指さして選べました。
- 長さの異なる棒を見比べ、長い方を教師に示すことができました。
- 箱に入る形を試しながら、向きを変えて入れようと工夫しました。
- 活動に必要な数だけカードを取り、余ったカードを戻すことができました。
- 同じ模様を手がかりに、離れた場所にある組になるカードを見付けました。
主体的に学習に取り組む態度
- 数え歌が始まると指を動かし、繰り返し活動に参加しようとしていました。
- 型はめが完成すると笑顔を見せ、別の形にも続けて挑戦しました。
- 日常生活の中で数字を見付けると、自分から指さして教師に知らせました。
- 好きな具体物を使った数の活動に、最後まで集中して取り組みました。
- 友達が数える様子を見て、自分も同じように数えようとする姿が見られました。
第2段階
知識・技能
- 十までの具体物を一つずつ指さし、正しく数えることができました。
- 一番目、二番目などの順序を理解し、指示された位置に並べました。
- 円、三角形、四角形を見分け、名称に合う図形を選ぶことができました。
- 時計の短針を見て、ちょうどの時刻を読むことができました。
- 硬貨の種類を見分け、十円玉と百円玉を分けることができました。
思考・判断・表現
- 二つの数量を比べ、「多い」「少ない」「同じ」を言葉で表しました。
- 身近な物の長さを見比べ、並べる順番を自分で考えることができました。
- 買い物学習で、持っている金額の範囲から購入できる商品を選びました。
- 図形の特徴に注目し、仲間分けした理由を簡単な言葉で説明しました。
- 一日の予定表を見て、活動の始まる時刻と順番を確かめることができました。
主体的に学習に取り組む態度
- ゲームの得点を自分から数え、結果を友達と確かめようとしていました。
- 間違いに気付くと具体物を並べ直し、正しい答えを求めようとしました。
- 学校生活の中で時計を見る習慣が付き、次の活動を意識するようになりました。
- 買い物ごっこでは店員と客の役を交代しながら、意欲的に計算に取り組みました。
- 難しい図形パズルにも向きを変えて試し、完成するまで粘り強く取り組みました。
第3段階
知識・技能
- 百までの数を十のまとまりで捉え、数カードを正しい順に並べられました。
- 繰り上がりのない加法と減法を、具体物や図を使って計算できました。
- 一時間、三十分などの時刻と時間の関係を理解することができました。
- ものさしの目盛りを読み、身近な物の長さをセンチメートルで測れました。
- 棒グラフの項目と数値を読み取り、最も多い項目を答えられました。
思考・判断・表現
- 文章題の場面を図に表し、加法か減法かを判断して式を立てました。
- 複数の買い方を比べ、予算内で必要な物をそろえる方法を考えました。
- 測った長さを表に整理し、結果の違いを言葉で説明しました。
- 身近な数量を十のまとまりと端数に分け、数え方を友達に伝えました。
- グラフから分かったことを二つ見付け、根拠となる数値とともに発表しました。
主体的に学習に取り組む態度
- 計算の答えを別の方法でも確かめ、誤りを自分で直そうとしていました。
- 生活の中で使う数や時刻に関心をもち、気付いたことを進んで発表しました。
- 友達の解き方を聞き、自分の方法との違いを確かめようとしていました。
- 繰り返し測定して結果が安定するよう、丁寧に活動へ取り組みました。
- 学習した計算を給食の配膳や係活動で進んで使う姿が見られました。
社会の所見例文
第1段階
知識・技能
- 学校内の教室や職員室の場所を知り、写真カードを見て移動することができました。
- 横断歩道では信号の色を確かめ、青になるまで待つことができました。
- 身近な店で商品をかごに入れ、レジで順番を待つことができました。
- ごみ箱の表示を見て、燃えるごみと資源ごみに分けることができました。
- 地域で働く人の写真を見て、警察官や店員などの仕事に気付くことができました。
思考・判断・表現
- 校内で困ったときに、近くの教師や事務室へ行くことを選べました。
- 雨の日には傘を使うなど、天候に合った行動を写真から選ぶことができました。
- 買い物で必要な品物を写真カードと見比べ、同じ商品を探しました。
- 道路を渡る前に左右を見て、安全を確かめる必要があることを行動で示しました。
- 地域の施設の写真から、利用したことのある場所を選んで教師に伝えました。
主体的に学習に取り組む態度
- 係の時間になると自分から担当場所へ行き、仕事を始めようとしていました。
- 地域の方に会うと会釈や挨拶をし、関わろうとする姿が増えました。
- 校外学習の写真を繰り返し見て、次の活動を楽しみにしていました。
- 公共の場で静かに待つことを意識し、声掛けに応じて行動を整えました。
- 清掃活動では道具を自分から取り、友達と一緒に取り組もうとしていました。
第2段階
知識・技能
- 市役所、郵便局、病院など、地域の公共施設の名称と主な役割を理解しました。
- バスの行き先表示や時刻表を見て、利用する便を確かめることができました。
- 災害時の避難場所を知り、学校からの経路を地図で確認しました。
- 店での支払い、レシートの受け取り、商品の確認という流れを理解しました。
- 地域のごみ収集日をカレンダーで確かめ、分別の方法を理解しました。
思考・判断・表現
- 目的地までの交通手段を比べ、時間や料金を考えて選ぶことができました。
- 地域の危険な場所を地図に示し、安全に通る方法を友達に説明しました。
- 公共施設を利用するときのきまりを考え、理由とともに発表しました。
- 商品の価格や量を比べ、より適した商品を選んだ理由を伝えました。
- 地域で働く人へのインタビュー内容を整理し、仕事の役割をまとめました。
主体的に学習に取り組む態度
- 身近な地域の出来事に関心をもち、ニュースや掲示を進んで確認しました。
- 公共施設の見学では、自分で考えた質問を職員に尋ねることができました。
- 防災学習後、家庭の避難場所について家族に確認しようとしていました。
- 地域の清掃活動に参加し、役割を最後まで果たそうとする姿が見られました。
- 社会のきまりと自分の生活との関係を考え、気付いたことを進んで発表しました。
理科の所見例文
第1段階
知識・技能
- 身近な植物の葉や花に触れ、色や形の違いに気付くことができました。
- 氷に触れて冷たさを感じ、水に変わる様子を観察しました。
- 磁石に付く物と付かない物を、実際に試して分けることができました。
- 晴れ、曇り、雨の写真とその日の空の様子を結び付けることができました。
- 虫眼鏡を使い、石や木の実の模様を大きくして見ることができました。
思考・判断・表現
- 日向と日陰に置いた物に触れ、温かさの違いを表情や言葉で伝えました。
- 水に浮く物と沈む物を予想し、実際の結果と見比べることができました。
- 植物の成長写真を順に並べ、変化の様子を捉えることができました。
- 風の強さによって風車の回り方が変わることに気付き、教師に知らせました。
- 動物の鳴き声を聞き、対応する写真を選んで表現することができました。
主体的に学習に取り組む態度
- 毎朝植物の様子を見に行き、変化を見付けようとしていました。
- 実験道具が提示されると自ら手を伸ばし、繰り返し試そうとしました。
- 友達の発見に注目し、同じ場所を自分でも確かめようとしていました。
- 観察した物を絵に表す活動に、最後まで丁寧に取り組みました。
- 身近な生き物に関心をもち、休み時間にも様子を見に行く姿がありました。
第2段階
知識・技能
- 昆虫の体が頭、胸、腹に分かれていることを写真や模型で理解しました。
- 電池、導線、豆電球をつなぎ、明かりをつけることができました。
- 温度計の目盛りを読み、時間ごとの気温を記録することができました。
- 植物には根、茎、葉があることを、実物を観察して確かめました。
- 月の形が日によって変わることを、観察記録から理解しました。
思考・判断・表現
- 電気を通す物の共通点を考え、金属でできていることを説明しました。
- 気温の変化と天気の関係を、記録した表を基に考えることができました。
- 植物の育ち方を比べ、日光や水の必要性について自分の考えを伝えました。
- 実験結果が予想と異なった理由を、友達の意見も聞きながら考えました。
- 地面の傾きと水の流れる方向を関連付けて説明することができました。
主体的に学習に取り組む態度
- 観察記録を続け、前回との違いを進んで見付けようとしていました。
- 実験の手順を自分から確認し、安全に気を付けて取り組みました。
- 結果に疑問をもつと条件を変えて確かめようとする姿が見られました。
- 友達と役割を分担し、協力して実験器具の準備と片付けを行いました。
- 学習したことを身近な現象と結び付け、気付いたことを進んで発表しました。
音楽の所見例文
第1段階
知識・技能
- 太鼓の打ち方を知り、教師の合図に合わせて音を鳴らすことができました。
- 音が鳴る楽器と鳴らない物を触って確かめ、違いに気付くことができました。
- 曲が止まると動きを止めるなど、音の有無に応じて反応できました。
- 鈴を持ち、手首を動かして続けて音を鳴らすことができました。
- 繰り返しのある歌で、決まった部分に声や動きを合わせることができました。
思考・判断・表現
- 速い曲では大きく体を動かし、ゆっくりした曲では穏やかに揺れることができました。
- 二つの楽器から好きな音の楽器を選び、自分なりに演奏しました。
- 曲の盛り上がりに合わせて、手を高く上げるなど動きで表現しました。
- 教師の歌いかけに対し、声や表情で応じることができました。
- 友達の演奏を聞き、同じリズムをまねて音を鳴らしました。
主体的に学習に取り組む態度
- 好きな曲が流れると笑顔を見せ、自分から体を揺らして参加しました。
- 演奏の順番を期待し、楽器に手を伸ばして待つ姿が見られました。
- 教師の励ましを受けながら、何度も発声しようとしていました。
- 友達の演奏に注目し、終わると拍手をして楽しんでいました。
- 同じ歌を繰り返す中で、自分から決まった動きを始めるようになりました。
第2段階
知識・技能
- 曲の始まりと終わりを聞き分け、合図に合わせて演奏できました。
- タンブリン、カスタネット、トライアングルの名称と鳴らし方を理解しました。
- 簡単なリズム譜を見て、四分音符のリズムを打つことができました。
- 歌詞の一部を覚え、伴奏に合わせて声をそろえて歌いました。
- 鍵盤の同じ音の位置を確かめ、繰り返し弾くことができました。
思考・判断・表現
- 曲の雰囲気に合わせて、音を強くしたり弱くしたりして演奏しました。
- 歌詞の内容を考え、表情や身振りを付けて歌うことができました。
- グループ演奏で友達の音を聞き、自分の入るタイミングを調整しました。
- 二つのリズムから曲に合う方を選び、その理由を伝えました。
- 鑑賞した曲から感じたことを、色や簡単な言葉で表現しました。
主体的に学習に取り組む態度
- 苦手なリズムも繰り返し練習し、最後まで演奏しようとしていました。
- 友達と音を合わせることを楽しみ、自分から練習を始めました。
- 新しい楽器に興味をもち、正しい扱い方を確かめながら演奏しました。
- 歌詞カードを見て次の部分を確認し、進んで歌おうとしていました。
- 発表に向けて自分の課題を意識し、休み時間にも練習する姿がありました。
第3段階
知識・技能
- 音符と休符の長さを理解し、簡単な楽譜を見ながら演奏できました。
- 鍵盤上のドからソまでの位置を覚え、旋律を正確に弾きました。
- 二部に分かれたリズムの違いを理解し、自分の担当を演奏できました。
- 曲の速度記号や強弱記号に気付き、演奏に生かすことができました。
- 和太鼓の構え方とばちの持ち方を身に付け、安定した音を出せました。
思考・判断・表現
- 曲のイメージに合う音色を考え、使用する楽器を選びました。
- 歌詞の情景を思い浮かべ、声の強さや速さを工夫して歌いました。
- 合奏で全体の音量を聞き、自分の演奏を調整することができました。
- 同じ旋律でも演奏方法による印象の違いを比べ、感想を伝えました。
- 発表の構成を友達と話し合い、曲のつなぎ方や立ち位置を工夫しました。
主体的に学習に取り組む態度
- 自分の演奏を録音して聞き、改善したい部分を進んで練習しました。
- 合奏で遅れている友達に声を掛け、全体で合わせようとしていました。
- 新しい曲にも自分から挑戦し、難しい部分を繰り返し練習しました。
- 鑑賞で感じたことを友達の意見と比べ、考えを深めようとしていました。
- 発表後の振り返りを次の演奏に生かし、よりよい表現を目指しました。
美術・図画工作の所見例文
第1段階
知識・技能
- スポンジやローラーの使い方を知り、絵の具を広げることができました。
- 紙を握る、ちぎる、丸めるなど、素材に応じた手の動かし方を経験しました。
- 粘土を押す、伸ばす、つまむ方法を使い、形を変えることができました。
- 色紙の中から同じ色を選び、台紙に貼ることができました。
- のりを付ける場所を確かめ、教師と一緒に素材を貼り合わせました。
思考・判断・表現
- 好きな色を自分で選び、画面の広い部分に繰り返し塗りました。
- 素材の手触りを確かめ、気に入った物を作品に取り入れました。
- 丸めた紙を並べる位置を考え、自分なりの形をつくりました。
- 絵の具が混ざって色が変わる様子を楽しみ、別の組合せも試しました。
- 作品を見比べ、追加したい素材を指さして選ぶことができました。
主体的に学習に取り組む態度
- 新しい素材にも自分から触れ、感触を確かめようとしていました。
- 完成した作品を何度も見て、教師や友達に示す姿が見られました。
- 制作の時間になると道具に手を伸ばし、進んで活動を始めました。
- うまく貼れないときも位置を変えながら、繰り返し取り組みました。
- 友達の作品に注目し、同じ素材を使ってみようとする姿がありました。
第2段階
知識・技能
- はさみの刃の向きを確かめ、線に沿って紙を切ることができました。
- 絵の具の量を調整し、筆を使って必要な部分に色を塗りました。
- 粘土を均一な太さに伸ばし、部品をつなげて形をつくりました。
- 接着する素材に合わせて、のりとボンドを使い分けることができました。
- 版に絵の具を付け、紙を押さえて模様を写すことができました。
思考・判断・表現
- 飾る場所を考え、見え方に合う大きさや色を選びました。
- 身近な動物の特徴を捉え、耳や尾の形を工夫して表現しました。
- 複数の素材を組み合わせ、完成のイメージに近付けることができました。
- 背景と中心になる物の配置を考え、画面全体を構成しました。
- 友達の作品からよい点を見付け、自分の制作に取り入れました。
主体的に学習に取り組む態度
- 制作手順を確認し、必要な材料を自分から準備しました。
- 思いどおりにならない部分を作り直し、納得するまで取り組みました。
- 友達と材料を分け合いながら、協力して共同作品をつくりました。
- 作品の工夫したところを自分から説明しようとしていました。
- 展示後の見え方を確かめ、位置や向きを進んで調整しました。
第3段階
知識・技能
- 彫刻刀の種類と使い方を理解し、線の太さを変えて彫ることができました。
- 遠近感を表すため、手前と奥で物の大きさを変えて描きました。
- 色の明るさや濃さを調整し、重なりを意識して着色できました。
- 設計図を基に材料を測って切り、正確に組み立てることができました。
- 針と糸を安全に扱い、布を縫い合わせて作品を仕上げました。
思考・判断・表現
- 伝えたいテーマに合う構図を考え、下絵を修正しながら制作しました。
- 素材の特徴を生かす方法を比較し、作品に適した加工を選びました。
- 見る人に伝わるよう、色や形の対比を工夫して表現しました。
- 作品の用途を考え、使いやすさと美しさの両方を意識して設計しました。
- 制作途中の作品を見直し、改善点を言葉で整理して修正しました。
主体的に学習に取り組む態度
- 資料や実物を自分から観察し、細かな特徴を作品に生かしました。
- 長い制作工程でも見通しをもち、計画的に作業を進めました。
- 友達からの助言を受け入れ、よりよい作品になるよう工夫しました。
- 新しい技法に関心をもち、試作品をつくって効果を確かめました。
- 完成後も振り返りを行い、次の制作で改善したい点をまとめました。
体育・保健体育の所見例文
第1段階
知識・技能
- 教師の支援を受けながら、両手を床に着いて体を支えることができました。
- 低い台をまたぎ、足元を確かめながら進むことができました。
- 大きなボールを両手で持ち、前方へ転がすことができました。
- 音楽が止まると動きを止めるなど、合図に応じて行動できました。
- 手洗いの順番を絵カードで確かめ、手のひらを洗うことができました。
思考・判断・表現
- 自分が通りやすい高さの障害物を選び、安全に越えることができました。
- ボールの方向を見て、手を伸ばして受け止めようとしました。
- マット上で体の向きを変え、転がりやすい姿勢を工夫しました。
- 疲れたときに休憩カードを示し、自分の状態を伝えることができました。
- 暑さを感じたときに水分を取る行動を、教師の声掛けで選べました。
主体的に学習に取り組む態度
- 好きな運動遊びに自分から向かい、繰り返し体を動かしました。
- 教師と手をつなぎ、最後までコースを進もうとしていました。
- 友達の動きを見て、同じ動作をまねようとする姿が見られました。
- できたことを褒められると笑顔を見せ、もう一度挑戦しました。
- 運動後の片付けで、使った用具を自分から運ぼうとしていました。
第2段階
知識・技能
- 両足で踏み切り、低い障害物を跳び越えることができました。
- 相手の胸を見て、ボールを両手で投げることができました。
- 一定の速さで走り、決められた距離を最後まで走り切りました。
- マットで前転する際、あごを引いて体を丸めることができました。
- 運動前後の脈拍の違いを知り、体の変化に気付くことができました。
思考・判断・表現
- 自分の力に合う距離を選び、的に届くよう投げ方を調整しました。
- ゲームの状況を見て、空いている場所へ移動することができました。
- 友達の動きを参考にし、跳び越える位置や助走を工夫しました。
- 運動後の体調を振り返り、「疲れた」「まだできる」と伝えました。
- 手洗いで汚れが残りやすい場所を考え、丁寧に洗うことができました。
主体的に学習に取り組む態度
- 苦手な運動にも自分から参加し、できる回数を増やそうとしていました。
- ゲームのきまりを守り、友達と声を掛け合って活動しました。
- 記録の向上を目指し、繰り返し練習に取り組みました。
- 用具の準備や片付けを友達と分担し、進んで行いました。
- 健康な生活に関心をもち、睡眠や食事について家で確かめようとしていました。
第3段階
知識・技能
- 短なわで一定のリズムを保ち、連続して前跳びをすることができました。
- クロールの手のかきと呼吸のタイミングを合わせて泳ぐことができました。
- ボールを受ける方向へ体を向け、安定して捕球できました。
- 準備運動の目的を理解し、部位を意識して体を動かしました。
- けがの予防に必要な用具の点検方法を理解しました。
思考・判断・表現
- 自分の動きを動画で確認し、改善するポイントを具体的に見付けました。
- 試合の状況に応じて守る位置を変え、仲間に伝えることができました。
- 記録を比較し、目標達成に必要な練習方法を考えました。
- 体調や天候を踏まえ、運動量や休憩の取り方を判断しました。
- 事故が起きた場面を想定し、安全な対応方法を説明することができました。
主体的に学習に取り組む態度
- 自分で目標を決め、練習の成果を記録しながら継続して取り組みました。
- 友達のよい動きを見付け、互いに助言しながら技能を高めました。
- 勝敗にかかわらず相手を尊重し、最後までルールを守って参加しました。
- 安全を意識して用具を点検し、周囲にも声を掛けていました。
- 健康な生活を目指し、運動、食事、睡眠の改善を実践しようとしていました。
外国語(英語)の所見例文
第1段階(基礎的・体験的な活動)
知識・技能
- 英語の歌を聞き、日本語とは異なる音やリズムに気付くことができました。
- 果物や動物の写真を見て、教師が話す英単語と結び付けることができました。
- 「Hello」「Goodbye」などの挨拶を聞き、場面に合う動作で応じました。
- 数字の歌に合わせて、一から五までの英語を教師と一緒に発音しました。
- 色を表す英語を聞き、対応する色カードを選ぶことができました。
思考・判断・表現
- 好きな物のカードを選び、「I like …」の一部をまねて伝えました。
- 相手の表情や声の調子を手がかりに、挨拶へ身振りで応じることができました。
- 歌詞に合わせて手をたたく、立つなどの動きを選んで表現しました。
- 二つの写真から聞こえた英語に合う方を選び、教師に示しました。
- 自分の名前を呼ばれると、胸に手を当てて簡単な英語で答えようとしました。
主体的に学習に取り組む態度
- ALTの話す英語に顔を向け、音や身振りをまねようとしていました。
- 英語の歌が始まると自分から体を動かし、楽しんで参加しました。
- 覚えた挨拶を授業以外の場面でも使おうとする姿が見られました。
- 友達との挨拶活動で相手を替えながら、繰り返し取り組みました。
- 外国の写真や映像に関心をもち、気付いたことを進んで指さしました。
第2段階(コミュニケーションを図る活動)
知識・技能
- 自分の名前、年齢、好きな物を表す基本的な英語表現を理解しました。
- 天気や曜日を尋ねる表現を聞き、適切なカードで答えることができました。
- 大文字と小文字の形を見分け、自分の名前を英語で書き写しました。
- 教室や学校施設を表す英単語を聞き、対応する場所を選べました。
- 短い指示を聞き、「stand up」「open」などの動作を行うことができました。
思考・判断・表現
- 相手の質問に合う答えを選び、英語と身振りを組み合わせて伝えました。
- 買い物場面で欲しい物と個数を考え、基本表現を使ってやり取りしました。
- 自分の一日の予定から紹介したい内容を選び、順序を工夫して発表しました。
- 道案内で相手の位置を確かめ、方向を表す英語を使って説明しました。
- 友達の自己紹介を聞き、自分と共通する内容に「Me too.」と応じました。
主体的に学習に取り組む態度
- 英語で伝わらないときも、言い直したり身振りを加えたりして伝えようとしました。
- ALTとのやり取りに自分から参加し、質問にも進んで答えていました。
- 友達の発表をよく聞き、内容に合う質問をしようとしていました。
- 学習した単語を校内の表示で見付け、進んで読もうとする姿がありました。
- 外国の生活や文化の違いに関心をもち、自分との共通点を探していました。
技術・家庭の所見例文
第1段階
知識・技能
- 計量スプーンや計量カップの使い方を知り、必要な分量を量ることができました。
- 針の持ち方と糸の通し方を覚え、布に並縫いをすることができました。
- 洗濯表示を見て、洗濯機で洗える衣類を選ぶことができました。
- 工具の名称と用途を理解し、ドライバーでねじを締めることができました。
- 作業前に手洗いや道具の点検を行い、安全と衛生に気を付けました。
思考・判断・表現
- 調理手順を見て、先に行う作業と後に行う作業を判断しました。
- 材料の状態を確かめ、加熱時間を教師と相談して調整しました。
- 衣服の汚れに合う洗い方を考え、必要な道具を選びました。
- 製作品の用途を考え、大きさや形を自分で決めることができました。
- 作業後の振り返りで、うまくできた点と次に直したい点を伝えました。
主体的に学習に取り組む態度
- 調理の役割を自分から選び、友達と協力して最後まで取り組みました。
- 難しい縫い方も手順を確かめながら、繰り返し練習しました。
- 道具を使った後は進んで清掃し、元の場所へ戻していました。
- 家庭でもできる作業に関心をもち、家族と試そうとしていました。
- 友達が困っていると手順を一緒に確認し、支えようとする姿が見られました。
第2段階
知識・技能
- 食品の栄養的な特徴を理解し、主食、主菜、副菜に分類できました。
- ミシンの速度を調整し、縫い代を意識して直線縫いができました。
- 植物の生育に必要な日光、水、肥料の働きを理解しました。
- 電気製品の安全な使い方を知り、使用前後の点検を行いました。
- 乳幼児や高齢者の身体的な特徴と、生活上必要な配慮を理解しました。
思考・判断・表現
- 栄養、費用、調理時間を考え、一食分の献立を工夫しました。
- 使う人の立場を考え、製作品の大きさや留め具を改善しました。
- 植物の生育記録を比べ、管理方法の課題と改善策をまとめました。
- 家庭内の危険箇所を見付け、事故を防ぐための対策を提案しました。
- 商品情報を比較し、価格と品質の両面から選んだ理由を説明しました。
主体的に学習に取り組む態度
- 長期の栽培活動で役割を継続し、変化を欠かさず記録しました。
- 製作計画を自分で確認し、遅れが出たときは作業方法を見直しました。
- 家庭生活の課題を自分事として捉え、改善を実践しようとしていました。
- 友達の意見を取り入れ、より使いやすい製品にしようと工夫しました。
- 消費者として必要な知識に関心をもち、表示や契約条件を進んで確認しました。
職業・家政(高等部段階)の所見例文
第1段階
知識・技能
- 作業開始前に服装や持ち物を確認し、安全に作業する準備ができました。
- 指示書を見ながら、封入、計数、確認の順で事務作業を行いました。
- 清掃用具の名称と使い方を理解し、場所に応じて使い分けました。
- 接客の基本的な挨拶とお辞儀の仕方を身に付けることができました。
- 作業後に製品数を数え、記録表へ正しく記入することができました。
思考・判断・表現
- 作業の進み具合を見て、次に必要な材料を自分で準備しました。
- 不良品の基準を確認し、迷ったときは担当者に相談して判断しました。
- 効率よく清掃できるよう、作業する順番を考えて取り組みました。
- 実習で困った場面を振り返り、次回の対応方法を言葉でまとめました。
- 自分に合う仕事の特徴を考え、得意な作業と課題を発表しました。
主体的に学習に取り組む態度
- 始業時刻を意識して準備を整え、時間どおりに作業を始めました。
- 作業が終わると自分から確認を依頼し、次の指示を受けようとしました。
- 失敗した作業も手順を見直し、正確にできるまで繰り返しました。
- 職場実習では挨拶と返事を心掛け、周囲と関わろうとしていました。
- 担当以外の作業にも関心をもち、必要に応じて手伝おうとする姿がありました。
第2段階
知識・技能
- 表計算ソフトに作業数を入力し、合計や平均を求める基本操作ができました。
- 職場で必要な報告、連絡、相談の場面と適切な伝え方を理解しました。
- 給与明細の主な項目を知り、収入と支出を記録することができました。
- ミシンや調理器具の安全な扱い方を身に付け、手順に沿って作業できました。
- 接客時の言葉遣い、身だしなみ、時間管理の基本を理解しました。
思考・判断・表現
- 作業工程全体を見渡し、滞っている場所を手伝うなど役割を調整しました。
- 職場実習の記録を基に、自分の適性と今後の課題を具体的にまとめました。
- 限られた予算の中で必要な物を優先し、購入計画を立てることができました。
- 製品の仕上がりを基準と照らし合わせ、改善が必要な箇所を判断しました。
- 健康管理と余暇の過ごし方を関連付け、働き続けるための生活計画を考えました。
主体的に学習に取り組む態度
- 実習前に自分の目標を立て、毎日の振り返りを次の作業に生かしました。
- 作業の正確さと速さを高めるため、自分から手順を見直していました。
- 職場の方から受けた助言を素直に受け止め、行動を改善しようとしました。
- 卒業後の生活を見据え、金銭管理や健康管理の学習に進んで取り組みました。
- 希望する仕事について情報を集め、必要な技能を身に付けようとする姿が見られました。
道徳の所見例文
考えの深まり・表現
- 登場人物の行動を自分の経験と重ね、よりよい関わり方について考えることができました。
- 友達の異なる意見を聞き、一つの見方だけでなく複数の立場から考えました。
- 困っている人を見掛けた場面を想定し、自分にできる行動を具体的に発表しました。
- 約束を守ることの意味を、学校生活の出来事と結び付けて説明しました。
- 自分のよさと課題を振り返り、これから大切にしたいことを言葉にしました。
総合的な学習の時間の所見例文
態度・探究の過程
- 地域の課題について複数の資料を調べ、分かったことを表や写真で整理しました。
- 調べる中で新たな疑問をもち、質問内容を考えて地域の方へ取材しました。
- グループで役割を分担し、互いの得意なことを生かして発表を完成させました。
- 体験活動で得た情報を振り返り、自分たちにできる改善策を提案しました。
- 将来の生活や仕事について調べ、今後身に付けたい力を具体的にまとめました。
所見例文を活用するときの注意点
通知表の所見は、できたことだけを並べるのではなく、どのような支援や手掛かりによって学習が進んだのか、以前と比べてどのような変化があったのかを加えると、児童生徒一人ひとりの成長がより具体的に伝わります。例文を基にしながら、実際に見取った姿に合わせて調整してください。






















