現役英語教師のASAKOROKOです。授業で使うスピーカーって意外と選ぶのが難しいですよね。
家電量販店で「これ教室で使っても音割れませんか?」と聞いても、店員さんを困らせるだけです。ですが、決して安くはないので失敗したくない気持ちもわかります。
結局は、使っている人に聞くのが一番ということで、実際に教室で使った経験をもとに、安心して使えるスピーカーをレビューしていきます。
基本的に紹介するのはBluetoothでのワイヤレススピーカーですが、学校にはBluetooth対応でない機器も多いので、有線で接続できるモデルもご紹介していきます。
教室で使うスピーカーに求める条件
まずは、教室で使うスピーカーに求める条件をリストアップしてみます。
結論:アウトドア系のスピーカーがオススメ
頑丈で小型・軽量で、音質がよくて音量も確保できるというのは、なかなか求めるハードルとしては高いですが、アウトドア系のスピーカーなら十分対応できるのでご紹介していきます。
オススメは JBL FLIP シリーズ!
JBLのFLIPシリーズは、実際に私も愛用しているスピーカーです。500mlのペットボトルほどの大きさで、教室でも十分な音量と音質が確保できます。
私の場合、音量はスピーカーの最大音量の半分程度で十分対応できています。充電は、毎時間15分程度、週14-16コマ使って週1以下です。
最新版はFLIP 6ですが、求める条件によっては FLIP 4もオススメなので、どちらも紹介していきます。
JBL FLIP 6は屋外でも使いたい先生にオススメ
FLIP 6 は防水+防塵で、屋外でも使いたい先生に向いています。FLIP5と4は防水ですが、防塵ではないので、グラウンドなどで使うことを考えるとFLIP 6に軍配が上がります。
また、オーディオ出力も20Wあり、非常にパワフルです。20Wあれば部活動など活気のある場面でも十分活躍してくれます。
なお、授業用というより、学校祭など屋外での行事でガンガン使っていきたい方には、JBL CHARGE5 という選択肢もあります。驚きの30Wで20時間の連続再生が可能な上位モデルです。
JBL FLIP 4は有線でも接続したい先生にオススメ
対するFLIP 4 の強みは、有線による接続です。FLIP4, 5, 6すべてBluetooth対応ですが、有線でも入力できるのは FLIP 4のみです。Bluetoothに対応していない学校のパソコンと接続したい場合など、有線接続できるのは意外と重宝します。
結論としては、屋外でスマホなどからBluetoothで再生したい先生はFLIP6、スマホだけでなく学校のPCなどからも再生したい先生にはFLIP4が確実でオススメです。
JBLのFLIPシリーズは縦置きができるのも個人的にはポイントです。場所を取らないので、教卓の上のスペースが限られている方におすすめです。
価格重視なら Anker Soundcore 3 もオススメ!
価格を重視するなら Anker の Soundcore もおすすめです。こちらは、私の同僚の先生が使っていたスピーカーです。授業を見学させていただいたこともあるのですが、音量・音質ともに問題なく使えていました。
Soundcore3は連続再生時間がとにかく長い!充電を忘れがちな先生にも◎
JBL FLIP シリーズ vs Anker Soundcore
気になる方のためにスペックを整理すると、次のようになります。
製品名 | JBL FLIP6 | JBL FLIP 4 | Anker Soundcore3 |
---|---|---|---|
サイズ | 178 x 68 x 72mm | 64 x 169 x 64mm | 174 x 57 x 59mm |
重さ | 550g | 470g | 504g |
通信方式 | Bluetooth 5.1 | Bluetooth4.1 | Bluetooth 5.0 |
有線出力 | - | 3.5mmステレオミニプラグ | - |
防水・防塵 | IP67(防水・防塵) | IPX7(防水) | IPX7(防水) |
オーディオ出力 | 20W | 16W (2x8W) | 16W (2x8W) |
充電端子 | USB-Cポート | micro USB | USB-Cポート |
再生可能時間 | 最大12時間 | 最大10時間 | 最大24時間 |
結論としては、次のようになります。
- 屋外でも使用→JBL FLIP 6, JBL CHARGE 5
- 有線でも入力→JBL FLIP 4
- 価格重視→Anker Soundcore 3
授業で使うBluetoothスピーカー Q&A
Bluetoothスピーカーってどうやって使うの?
基本的には、スマホやタブレットで再生して、ワイヤレスでスピーカーから出力します。パソコンもBluetooth対応であれば接続できます。Bluetoothの接続距離はおよそ10mなので、教室で接続が切れることはまずありません。
CDから直接再生したい
CDから直接再生するには、パソコンなどCDを再生できる機器とスピーカーを接続する必要があります。再生機器がBluetoothに対応していない場合は有線接続です。
コンセントで充電したい
充電は基本的にUSBなので、コンセントで充電する場合はアダプターが必要です。JBL Flip4/ESSENTIALの場合は、micro USB & USB-A ケーブルが付属しています。JBL FLIP5,6, Anker Soundcore3 の場合は、USB-C & USB-A ケーブルが付属しています。よって、アダプターはUSB-Aに対応していればOKです。
授業中に充電が切れないか心配
どのモデルも連続再生時間が10時間以上あり、バッテリー切れを起こすことはまずありません。ですが、運悪く万が一に授業中に充電が切れてしまった場合は、その場で充電しながら再生させるしかありません。
まとめ
どれを選んでも授業で必要になる音量・音質は確保できますが、オススメはこんな感じです。
- 屋外でも使用→JBL FLIP 6, JBL CHARGE 5
- 有線でも入力→JBL FLIP 4
- 価格重視→Anker Soundcore 3
授業で使う分にはどれでも十分なので、最後は好みと言えば好みかもしれません。
① 教室で十分な音量が確保できる
教室の後ろでも角の席でも、どこでも十分に聞こえる音量が必要です。
② 音割れせずにリスニングができる
英語のリスニングで1番気になるのは、音割れと音質。音割れしてしまうとリスニングしづらく生徒からクレームの嵐です。音質も良い方が、子音がはっきり聞こえてリスニングがしやすいです。
③ 持ち運びが簡単で、バッテリーの持ちが良い
職員室から教室まで持っていくことを考えると、軽量でコンパクトなものがベスト。授業に行く時は他にも持ち物がありますし、大きいと大変。充電も週1回程度で済むと楽です。
④ タフで壊れず、授業以外でも使える
どうせなら授業以外でも使えるものを選びたいですよね。学校祭など行事の練習や部活動など、担任や部顧問をしていてスピーカーが欲しくなる機会は意外とあります。