英検1級・英国修士(TESOL/英語教授法)のASAKOROKOです。
この記事では、CELTAの申し込み方法とエッセイ、インタビュー対策を Oxford TEFL が提供するコースを例に解説していきます。
- CELTAの申し込み手順
- エッセイの書き方
- 面接練習の仕方
【Oxford TEFLとは?】
Oxford TEFL は、1998年から指導者育成を行なっている業界最大手のスクールです。大手だけあって、開講コースが多く、スケジュールを合わせやすいというメリットもあります。合格率も対面と変わらず高く、授業料も他社に比べてリーズナブルなのでイチオシです。
日本人の方もすでに受講されています。
Oxford TEFLやオンラインCELTAについては、別の記事で解説しています。
日本にいながらリーズナブルにCELTAが取得できるのでオススメです。
【Oxford TEFL】CELTA 受講までの流れ
Oxford TEFLでのCELTA受講の流れは、次の通りです。
- 申し込み
- 事前課題に取り組む
- インタビュー
- 申し込み可否判定
申し込み手順
公式サイトにアクセスし、CELTA(100% online, part-time)のページを開きます。
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申し込みページを開いたら、指示に従って記入していきましょう。ステップは全てで5つです。
申込要件の確認とコース選択
CELTAの申し込み要件を確認し、コースを選択しましょう。
【申し込み要件】
- CEFR C1 以上の英語力
- 高校卒業もしくは同程度の学歴
- 18歳以上
【コース選択】
①期間と曜日の選択
②時間の選択
③時差の確認
時間を確認したら Next をクリックします。
個人情報の登録
証書にも使うので正確に入力します。
機材とコンピュータスキルの確認
【機材の確認】
- パソコンは必須です(スマートフォンやタブレットでは受講できません)
- カメラとマイクが必要です(PC内臓でもOK)
【コンピュータスキルの確認】
ご自身のスキル応じて選択しましょう。
最終学歴と職歴、プロモーションコードの入力
最終学歴と職歴、プロモーションコードを入力します。
【Qualification(最終学歴)】
記載例
M.A. in TESOL from xxx University(修士)
B.A. in Education from xxx University(大卒)
Associate Degree in English Literature from xxx Junior College (短大卒)
Diploma in English from xxx Technical School(専門学校卒)
High School Diploma from xxx high school(高校卒業)
【Work experience(職歴)】
記載例
9 years of experience in teaching English at Japanese senior high schools.
XXX High School (April, 2019 – present)
English Teacher
XYZ High School (April, 2014 – Mar 2018)
English Teacher
ABC Company (April, 2012 – Mar 2013)
Sales Assistant
学生であれば、専攻などを記載しておきましょう。
記載例
Currently studying English Education at XXX university
【プロモーションコードの入力】
How did you hear about Oxford TEFL? に対して、Otherを選択し、#funfacts を入力します。€25(約4000円相当)のディスカウントが受けられます。
※プロモーションコードは、支払い時にカートに入れてから、再度クーポンとして入力、適用してください。
エッセイ
日本語訳
言語を学ぶという個人的な経験について書いてください。
エッセイには以下の情報が含まれている必要があります:
* どの言語を学びましたか?(英語を含む、どの言語でもかまいません)
* どのような教材や方法を使用しましたか?
* これらの教材や方法はどの程度効果的でしたか?
注:あなたのライティング能力を示すことが重要です。このエッセイは、あなたのコースへの適性を評価するために使用されます。
最低180単語 – 最大250単語
最後に Oxford TEFL Honour Code にチェックを入れます。
以上です。お疲れ様でした!
エッセイ執筆の流れ
内容を先に考える
エッセイを書く前に、これまでに使用した教材や学習方法をブレインストーミングしてみることをオススメします。
ブレインストーミングしたら、効果について評価してみましょう。
理由についても表にしてまとめるとエッセイが書きやすくなります。
最も効果的だった手法についてはもちろんですが、そうでなかった学習方法についても考察できると良いです。エッセイの内容に厚みが増すだけでなく、インタビューで聞かれる可能性もあるので、そのつもりで仕上げていきます。
文字数の制限があるので、全てについて言及するのは難しいかもしれません。その場合は、実際に書く項目を取捨選択していきましょう。
構成に当てはめる
書く内容が決まったら、エッセイの形式に当てはめていきます。
基本的には、導入(Introduction)→本論(Body)→結論(Conclusion)の流れです。
導入(Introduction)
最も伝えたいことを、簡潔にまとめます。本論の要約のようなイメージになります。
本論(Body)
効果的だった学習方法やそうでなかった手法について、理由も含めて記載していきましょう。効果的でなかった場合は、その後の学習をどのように変化させたのかについて書くのも良いかもしれません。
結論(Conclusion)
基本的には導入や本論の繰り返しになります。 本論を踏まえた上で、今後の学習をどのようにしていきたいかについて言及すると良いでしょう。
文法・スペルミスをチェックする
最後に文法やスペルのチェックをすれば完成です。WORD や Google Document に貼り付けてチェックするのがオススメです。
あまり大きな声では言えませんが、Chat GPT を使うと完璧になります。完璧すぎるのも怪しい気はしますが…。
なお、AIによる代筆は禁止されています。自己申告とはなっていますが、気をつけましょう。
エッセイの見本
導入の例
導入では、本論で述べることを要約しましょう。下に示す例では、これまで教科書や検定試験を中心に勉強したが、それだけでは実際のコミュニケーションに対応しきれなかったというような内容にしました。
I primarily used textbooks and materials designed for the EIKEN exam to learn English. However, I think that was not sufficient to improve actual communication skills.
私は主に英検のために設計された教科書や教材を使って英語を学びました。しかし、実際のコミュニケーション能力を向上させるにはそれだけでは十分ではなかったと思います。
本論の例
本論では、導入の内容にさらに書き足していきます。今回は、教科書や検定試験の強みと弱みに触れた上で、どのように不足を補おうとしてきたのか書いてみました。
Textbooks and materials for EIKEN were effective in developing my grammar and reading skills, providing a strong foundation in English. However, I noticed a significant gap in my ability to communicate effectively. For example, pronunciation and words that are used in conversation were totally different from those in language tests and coursebooks. To address this limitation, I actively sought out opportunities to engage in conversations with native speakers and language partners. These interactions allowed me to apply my knowledge in real-life situations, improve my listening and speaking abilities, and gain a deeper understanding of cultural differences.
英検の教科書や教材は文法や読解力の向上に効果的であり、英語の強固な基礎を提供してくれました。しかし、コミュニケーション能力には大きなギャップを感じました。例えば、発音や会話で使われる単語は、言語テストや教科書とは全く異なっていました。この限定的な点に対処するために、私は積極的にネイティブスピーカーや言語パートナーとの会話の機会を求めました。これらの交流は、実生活の状況で知識を応用し、リスニングやスピーキングの能力を向上させ、文化の違いについてより深く理解する機会を与えてくれました。
結論の例
結論は基本的に導入の繰り返しですが、本論を踏まえて今後に向けた内容とします。今後は、教科書の強みと実際の会話をバランスよく取り入れ、コミュニケーション力を伸ばしていきたい、としました。
It seems to me that balancing textbook learning with conversational practice proved vital in improving my overall language proficiency, enabling me to connect with others in English beyond written language. By embracing this comprehensive approach to language learning, I have not only gained confidence in my abilities but also experienced the joy of genuine communication in English.
教科書の学習と会話の実践をバランスよく取り入れることが、私の総合的な言語能力の向上に不可欠であると私には思えます。これによって、書かれた言葉を超えて英語で他の人とつながる能力を身につけることができました。この包括的な言語学習のアプローチを受け入れることで、自信を持つだけでなく、英語での本物のコミュニケーションの喜びを体験することができました。
インタビューに備えよう
Oxford TEFL のインタビューは20分程度です。インタビューでよくある質問や練習方法、事前に考えておくべき点をまとめていきます。対策可能なので全然大丈夫ですよ。
インタビューでよくある質問
- CELTAに期待することは何ですか?
- 基本的な英文法に関する理解(例: 次の英文の間違いは何ですか? “I’ve been to Beijing two years ago.” / 模範解答: 完了形と過去を表す表現 two years ago は同時に使えない。two years ago を使うなら過去形にするべき。)
- 英語指導のアイディア(例: “Have you ever…?”とその応答を練習する学習者のスピーキング時間を、どのように最大化させますか?)
- ティーチャー・トーク(例: 次の発話を英語初心者クラスで指導する場合を想定して、簡略化してください。Now I’d like you to take your pens and write the words I say. / 模範解答:Please, listen and write)
Chat GPT で面接練習をする方法
Chat GPT を使えば、インタビューの練習もできます。Chat GPTは有料版の方が適していますが、無料版でも動作します。
プロンプト (そのままコピーしてお使いいただけます)
CELTAコースの面接練習をします。あなたは面接官です。次のような質問を受験者の私にしてください。なお、言語は英語とし、質問は一度に1つまでとします。
質問例
* CELTAに期待することは何ですか?
* 基本的な英文法に関する理解(例: 次の英文の間違いは何ですか? “I’ve been to Beijing two years ago.”)
* 英語指導のアイディア(例: “Have you ever…?”とその応答を練習する学習者のスピーキング時間を、どのように最大化させますか?)
* ティーチャー・トーク(例: 次の発話を英語初心者クラスで指導する場合を想定して、簡略化してください。Now I’d like you to take your pens and write the words I say. / 模範解答:Please, listen and write)
Chat GPTでの面接練習の様子
こちらの返答に応じて質問を変えてくれます。音声入力を使えば本番さながらです。
面接の時点では完璧に答えられる必要はありませんが、最善を尽くしましょう!
インタビュー前に考えておくこと
Oxford TEFL のインタビューでは、次の内容について確認されます。あらかじめ対策が可能なものばかりなので、事前にチェックしておきましょう。
- 受講環境(PCの状態、インターネット速度、受講する際の環境)
- 希望するコース内容の確認(コース概要を事前に要チェック!)
- CELTA受講の理由と受講後のプラン
- 事前課題の確認
受講環境は、ビデオ通話が出来るだけのPCがあれば大丈夫です。CELTAはディスカッションもあるので、カフェなどではなく、自室で受講しましょう。
コース内容を理解しているかチェックされます。配布されるコース概要を事前にチェックしておけば大丈夫です。なんなら手元に置いておきましょう。コース中に提出する課題などは要チェックです。
現在申し込み前で、コース内容を確認したい方には、こちらの動画がオススメです。
受講理由と資格取得後のプランは聞かれることが多いので、英語でしっかりまとめておきましょう。特に正解はありません。CELTAは指導力向上のコースで、英語力向上のコースでない点にだけ注意しておけば大丈夫です。
事前課題の確認も行われますので、インタビュー前にもう一度だけ目を通しておきましょう。
CELTAは申し込みから受講まで時間がかかりますし、インストラクター1人につき受講生6人までの少人数制で座席数が少なくなっています。早めに日程を決めて席を確保するのがオススメです◎
それでは、健闘を祈ります!
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